世紀末の研究報告
ノストラダムスの「諸世紀」

第十章第八十三編

{原書}

De batailler ne sera donne signe,
Du parc seront contraints de sortir hors,
De Gand lantour sera cogneu l'enseigne,
Qui fera mettre de tous les siens a mors.

{原書置換}

De batailler ne sera donne signe,
Du parc seront contrant(e) de sortir hors,
De Gand lantour(lance+tour) sera cogneuer(se) l'enseigne,
Qui fera mettre de tous les siens a mors.

{原書直訳}

論争は 兆し無く引き起こされる。
羊の囲いから強制的に外れて出てくる。
工業都市から世に出た人は ハ−ドパンチャの目印を持つ。
全ての自分の身内(一味)の者の身に着けている剣は 抑制されている。

{直訳を意訳}

論争(人類滅亡等の内容の論争)は 兆し(明確な事象や現象の兆し)無く引き起こされる。
羊の囲い(人々の無知の包囲)から強制的に外れて出てくる。(本人の意思と関係なく強制的に現れてくる)
工業都市から世に出た人(工業都市で生活している人)は ハ−ドパンチャの目印(人々に強烈な衝撃を与える)を持つ。
全ての自分の身内(一味)の者の身に着けている剣(「太陽の本質達」の能力)は 抑制されている。

{平易意訳}

人類滅亡等の内容の論争は 明確な事象や現象の兆し無く引き起こされる。
人々の無知の包囲から「人間の太陽」の意思と関係なく「太陽の本質達」に依って強制的に現れてくる。
工業都市で生活している「人間の太陽」の伝える内容は 人々に強烈な衝撃を与える。
それでも,「太陽の本質達」の本来所有している能力は 抑制されている。

{解説と補足説明}

この予言は 特別な造語も少なく極めて分かりやすい予言詩です。
この詩の解読するポイントは
(1)一行目は このままでは論争の対象が分かりません。
ただ,突然に問題が提起され論争を人々が開始するの意味になります。
従って,論争の問題を特定しなければなりませんが,この行だけでは困難です。
(2)羊の群は 「諸世紀」では「人々の群」の意味です。
囲いの意味は 一行目の論争から強制的に外れて出てくるのですから,(人々の無知の包囲)の様な意味になります。
(3)三行目の「Gant」は ベルギ−の工業都市のフランス名です。
しかし,都市の名前とすると文章として不可解な内容になります。
そこで,「諸世紀」の不特定多数の都市等の表現方法を用いていると判断して,都市名より工業都市の代表名と判断して選択しました。
「工業都市で生活している人は 強烈な衝撃を与える」の意味になります。
(4)四行目は 不思議な表現です。
何か重要な問題の詩であるのに剣の表現が出てきます。
それも,全ての自分の身内(一味)の者の身に着けている剣です。
そこで,剣を能力と置き換えてみました。
そうすると,太陽の構造から「太陽の本質達の能力は 抑制されている」の意味になります。
以上です。
本来この予言詩は 四行目から一行目に向かって記載されていると理解し易い詩ですが,混乱させる為に意図的に順番を反対にしています。

戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送